ランク・エンジンは、システム内の各オブジェクトのActivityRankを計算します。ランク・エンジンは、WindowsではBEA ALランク・エンジン・サービスとして実行されます。ランク・エンジンをUNIXで実行するには、コマンド・ラインから次のコマンドを実行します: <PT_HOME>/rankengine/<version>/bin/rankEngineService.sh
このセクションでは次の項目について説明します。
ランク・エンジンの機能の仕組み
調整時の特別な考慮事項
ランク・エンジンは、システム内の様々なリポジトリで定期的にクエリーを実行し、それぞれのオブジェクトに関するアクティビティの履歴データを収集します。このデータを保存した後、ランク・エンジンは、ランク・ファクタ・ページでユーザーが指定した構成に基づいて、それぞれのオブジェクトのActivityRankを計算します。
Pathwaysでは、値は1つのオブジェクトから別のオブジェクトに流れます。これはつまり、ランク・エンジンは、ソース・オブジェクトのActivityRankを使用して、ターゲット・オブジェクト(ソース・オブジェクトがアクションを実行する対象)のActivityRankを計算するということです。たとえば、John Hill(ソース・オブジェクト)がSalesというスプレッドシート・ドキュメント(ターゲット・オブジェクト)を作成(アクション)する場合、このユーザーのActivityRankはSalesスプレッドシート・ドキュメントのActivityRankに影響を及ぼします。
アイテムとユーザーはソース・オブジェクトとターゲット・オブジェクトの両方になる可能性があります。この例では、セールス・スプレッドシート・ドキュメント(ソース・オブジェクト)のActivityRankはJohn Hill(ターゲット・オブジェクト)のActivityRankに影響を及ぼします。このセールス・スプレッドシート・ドキュメントの表示、編集またはタグ付けを行うユーザーがいない場合、表示、編集またはタグ付けが何度も行われたドキュメントと比べて、このドキュメントのActivityRankは低くなると考えられます。 この場合、セールス・スプレッドシート・ドキュメントはソース・オブジェクトであり、John Hillはターゲット・オブジェクトです。セールス・スプレッドシートがJohnに対して実際にアクションを実行していない場合でも、JohnのActivityRankに対するスプレッドシートの影響を計算するために、スプレッドシートからJohnへのアクションが登録されます。
ランク・ファクタ・ページで設定を行う場合、セールス・スプレッドシート・ドキュメントのActivityRankの計算に対するJohn HillのActivityRankの値の合計を調整するには、「アイテム」エリアにある「作成者のランク」を調整します。John HillのActivityRankの計算に対するセールス・スプレッドシートのActivityRankの値の合計を調整するには、「ユーザー」エリアにある作成されたページのランクおよび数を調整します。
ランク・エンジンを調整する場合、次の点について注意してください。
ランク・ファクタを調整する場合、あるソース・オブジェクトに関連するすべてのターゲット・オブジェクトのActivityRankの計算時に、そのソース・オブジェクトのActivityRankが有する影響度を調整することになります。
たとえば、「作成者のランク」を調整すると、作成されたすべてのアイテムのランクが調整されます。つまり、作成者のActivityRankは、その作成者が作成したすべてのアイテムのActivityRankに影響を及ぼします。
ランク・ファクタは相対的に調整されます。アイテムまたはユーザーに影響を及ぼすランク・ファクタがいくつ存在するかは関係ありません。ランク・ファクタを調整する場合、アイテムまたはユーザーに影響する他のランク・ファクタに対して、相対的な影響度を調整することになります。次の表では、アイテムAとアイテムBのActivityRankに影響するランク・ファクタを説明します(調整値はカッコ内の数値)。
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アイテムAのランク・ファクタ |
アイテムBのランク・ファクタ |
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作成者のランク(75%) |
作成者のランク(75%) |
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編集するユーザーのランクおよび数(85%) |
編集するユーザーのランクおよび数(85%) |
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タグ付けするユーザーのランクおよび数(95%) |
表示するユーザーのランクおよび数(15%) |
ご覧のとおり、アイテムAのActivityRankは、95%に設定された「タグ付けするユーザーのランクおよび数」に最大の影響を受けています。アイテムBのActivityRankは、85%に設定された「編集するユーザーのランクおよび数」に最大の影響を受けています。「編集するユーザーのランクおよび数」は全体的には同じ位置に調整されていますが、アイテムAのActivityRankよりも、アイテムBのActivityRankに、より大きな影響を与えています。
ランク・ファクタの調整を有効にするには、スケジュールおよびステータス・ページを使用して、ActivityRankを再計算する必要があります。多くの場合、「やり直してデータ収集フェーズをスキップ」オプションが、システムのActivityRankを更新する最も効率的な方法です。
一度に調整するランク・ファクタは少なくし、小さい変更幅で調整するようにしてください。システムで実行されたアクションの履歴によっては、ランク・ファクタを調整することで、検索結果の表示順序が大きな影響を受ける場合もあります。